2023年9月18日、42号より少年ジャンプで連載が始まった『カグラバチ』。
「これはすごい漫画が始まった!」と感じた人も多いのではないでしょうか?
この記事では、記念すべき第1話のあらすじと、今後の展開を予想していきます!
【この記事を読めば分かること】
- 『カグラバチ』ってどんな漫画?
- 物語の主要な登場人物
- 第1話の詳しいネタバレあらすじ
- 第1話の重要ポイントや伏線の考察
- 筆者の感想レビュー!
『カグラバチ』ってどんな漫画?
『カグラバチ』は、外薗健(ほかぞの たける)先生が手がける漫画作品で、2023年9月から「週刊少年ジャンプ」で連載がスタートしました。
ジャンルは「ダークファンタジー×剣戟(けんげき)アクション」。
父を殺され、全てを奪われた少年が、復讐のために刀を振るう壮絶な物語が描かれています。
さらに、「次にくるマンガ大賞2024」コミック部門で第1位を獲得するなど、今もっとも注目を集めている話題作です。
『カグラバチ』の世界観と物語の始まり
第1話の詳しいネタバレに入る前に、まずはこの物語の壮大な世界観と、あらすじを簡単にご紹介します。
- 【世界観】:「妖術」という異能力が存在する現代日本。
- 【伝説の刀】:かつて斉廷戦争を終わらせたと言われる、伝説の「妖刀」が6本存在する。
- 【主人公チヒロ】:その妖刀を作った天才刀匠の息子。父と平穏な日々を送っていた。
- 【悲劇的な事件】:3年前、謎の妖術師集団に父を殺され、6本の妖刀も全て奪われてしまう。
- 【現在の目的】:全てを失ったチヒロは復讐者となり、父が遺した7本目の妖刀「淵天(えんてん)」を手に、父の復讐と妖刀の奪還を決意。
物語の主な登場人物
次に、物語の中心となる3人のキャラクターをご紹介します。
- 六平千鉱(ろくひら ちひろ)本作の主人公。かつては快活な少年だったが、父を殺され、復讐の鬼と化す。
- 六平国重(ろくひら くにしげ):チヒロの父。かつて戦争を終わらせた伝説の「妖刀」を6本作り上げた天才刀匠。
- 柴登吾(しば とうご):国重の旧友。妖術を使い、チヒロの復讐を手助けする謎の協力者。
【ネタバレ】カグラバチ1話のあらすじを徹底解説
それでは、第1話「すべきこと」の詳しいあらすじを、時系列に沿って解説していきます!
平穏な日常と突然訪れた父の死
物語は38ヶ月前、主人公チヒロが父・国重と過ごす、穏やかな日常から始まります。
親子の関係性や、後の展開につながる伏線が感じられる重要な場面です。
- おちゃらけた性格ながら、刀について語るときは真剣な表情を見せる父・国重
- 3匹の金魚をもらって帰宅する国重
- 父・国重の世話を焼く息子チヒロの様子
- 父の背中を見て刀作りに励むチヒロ
父は自身の打つ刀は「人を傷つける道具」ではなく「人を守るもの」という理想をチヒロに語ります。
しかし、その平穏は唐突に終わりを告げます。
謎の妖術師集団「毘灼(ひしゃく)」が工房を襲撃。
父は無残にも殺害され、国を救ったはずの6本の妖刀は、悪意の手へと渡ってしまいます。
復讐の始まりと謎多き妖刀「淵天」
場面は一転し、3年後の現在へ。
顔に大きな傷跡を持つ冷徹な青年に成長した18歳のチヒロがいました。
チヒロの目的は、父の復讐と妖刀の奪還!
チヒロと柴は、街を支配するヤクザ組織・爻龍組(こうろうぐみ)が「毘灼」と繋がっているという重要な手がかりをつかみます。
そして真相を知るため、チヒロと柴は組織のアジトへと向かいます。
その道中、爻龍組(こうろうぐみ)に反抗した者たちが、見せしめとして吊るされている衝撃的な光景を目撃。
その光景を目撃したチヒロと柴は、危険を承知で爻龍組(こうろうぐみ)の本拠地へ突入します。
銃や刀で武装した屈強な組員たちを相手に、チヒロは父が遺した7本目の妖刀『淵天(えんてん)』を解放。
刀から放たれた“黒い金魚”の姿を成す妖力『涅(くろ)』は、人知を超えた力で一瞬にして多数の組員を斬り伏せ、その異次元の強さを見せつけます。
チヒロたちは組織のボスを追い詰め、ついに毘灼(ひしゃく)に関する情報を聞き出そうとします。
物語はこの緊迫した場面で幕を閉じ、次回の展開への期待が高まります。
【考察】第1話に隠された妖刀の謎と伏線
第1話を読んで、特に重要だと感じた謎や伏線を3つに絞って考察します。
【伏線】平和の象-徴「金魚」は、覚醒する「龍」の暗示か?
第1話で最も象徴的に描かれているのが「金魚」の存在です。
3年前の平和な日常シーンで、父と眺めていた「金魚」。
それが3年後、敵を無慈悲に斬り刻む妖刀の能力のモチーフとして描かれています。
この対比が非常に残酷で、チヒロが失ったものの大きさを物語っています。
しかし、この「金魚」の伏線は、それだけでは終わりません。
作中で父・国重は、金魚を「縁起物」だと語っています。
これは非常に重要なヒントが隠されているのではないでしょうか!
現実世界の風水などにおいて、金魚は「龍が天に昇る前に、地上にいる時の姿」とされ、大きな繁栄をもたらす縁起の良い生き物とされています。
さらに、作者の外薗先生は当初、「鯉」をモチーフにすることも考えていたそうです。
「最初は鯉を描こうと思っていました。鯉は白黒で描くと綺麗だと思ったんです」
引用元:https://comicbook.com/anime/news/kagurabachi-manga-goldfish-explained/
「鯉」といえば、急流の滝を登りきった鯉が龍へと姿を変えるという、「登竜門(とうりゅうもん)」の伝説が有名ですよね。
この逸話は、大きな試練を乗り越えて覚醒する象徴として広く知られています。
妖刀に秘められた黒い金魚たちが、いつか覚醒し、本来の力を解放して、天を駆ける龍へと姿を変える─。
そんな壮大な未来が、この物語の先に隠されているのかもしれませんね・・・
【謎】7本目の妖刀「淵天」の存在
父が作った妖刀は6本のはずでしたが、チヒロは7本目となる「淵天」を手にしていました。
これは父がチヒロのために遺したものなのか?
他の6本とは違う特別な力があるのか、謎は深まるばかりです。
【父の復讐】敵組織「毘灼」の底知れなさ
ヤクザ組織の組長ですら、「奴らは化け物だ」「喧嘩を売るなんて正気じゃねえ」と恐怖に震えるほどの存在、それが「毘灼」です。
第1話では、敵組織「毘灼」の関係者と思われる人物が、早くも異能の力を見せていました。
植物を自在に生やし、さらに自身の体を燃やすようにして瞬間移動する能力を発動。
これにより、毘灼はただの裏社会組織ではなく、妖術を使いこなす強者が集う危険な集団であることが示唆されています。
今後、チヒロたちと毘灼の対立がどのように激化していくのか、緊張感が一気に高まる展開です。
筆者の感想レビュー!
正直に言います。最高でした!
ただの復讐モノかと思いきや、丁寧に描かれる過去の日常シーンがあるからこそ、
現在のチヒロの怒りや悲しみが何倍にもなって伝わってきます。
そして何より、アクションシーンがとにかくスタイリッシュ!
妖刀から放たれる「黒い金魚」のデザイン、ゾクゾクしました。
これは間違いなく、ジャンプの次代を担う名作になる予感がします!
まとめ
今回は『カグラバチ』第1話のネタバレと考察をお届けしました。
- 平穏な過去と、父の死を乗り越え復讐に染まった現在が描かれた
- 7本目の妖刀「淵天」の能力と、そこに秘められた謎が示された
- 敵組織「毘灼」の不気味さが示唆された
壮絶な物語の幕開けに、今後の展開から目が離せません。
次回の第2話にも期待しましょう!
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